社員インタビュー③

私が悩んでいるあいだ、
チームメンバーは動いていた。
コロナ禍で学んだ仲間の大切さ

INTERVIEW

社員インタビュー

現在の担当・業務内容
について教えてください。
当社で働いてくれる派遣スタッフの方を、募集・採用するのが主な業務です。北は北海道から南は沖縄まで、各拠点からのオーダーをもとに、日々WEB媒体に求人原稿を掲載したり、「どう表現したら、求職者の方にエヌエス・テックで働きたいと思ってもらえるか」と考えたりしています。

個人で担当を持ちつつも、日々チームのメンバーと相談し合いながら、課題解決に取り組む毎日です。視野の広さが求められる仕事でもあるため、同僚や上司、部下、社員の皆さんの言うことにしっかりと耳を傾けつつ、どうすれば最善の策を打てるか、と日々考えています。
これまでキャリアを重ねてきた中で、印象的なお仕事、思い出などはありますか。
やはりコロナ禍での業務というのは、すべてが一変したという点で、とても印象に残っています。雇用などにも大きな影響があったため、これまで当たり前だった「拠点からのオーダーをもとに求人原稿を掲載する」という流れが難しくなりました。
結局、業務が止まってしまい、その数カ月間「私の立ち位置はどうすればいいのだろう」「なにをやっていけばいいのだろう」と途方に暮れてしまって。でもそんなとき、チームメンバーは、必死にやることを探して、動き続けていたんです。
「いま同業他社ではどういう営業活動をしているのか」と考えたり、調べたり、各拠点に電話をかけて、普段話せないからこそコミュニケーションを取ろうとしたり、苦しい中でもやるべきことを模索していた。とにかく、いろんな関係者の人と積極的に連絡を取っていたんです。その様子を見て「くすぶっていたらダメだ」と、目が覚めるような思いになりました。
そこで、自分もチームメンバー同様、各拠点に連絡を取ることにしたんです。すると「この地域では寮の周辺にこんな環境がある」「一緒に働いている派遣スタッフはこういう人が多い、だからこういう人が欲しい」といった、普段WEB上のやりとりでは知ることのできない情報、各拠点にいるメンバーの生の声が聞けて。そして募集が再開したのちに、そこで得た情報や関係性、人脈を活かし、拠点にとって本当に必要な派遣スタッフを採用することができるようになりました。
コロナ禍のそうした経験から、どのようなことを思い、学びましたか。
当社には、イレギュラーなことが起こった際「自分だったらどうするか、なにができるか」と、いかなる逆境でも考え立ち回れる人が多いと感じました。コロナ禍、私ひとりでは絶対に無理だったことも、チームメンバーとだから乗り越えられた。そういう意味で、仲間の大切さを改めて感じられた経験でした。

私は視野が広いほうではなく、その見えない部分というのを、上司やチームメンバー、部下が別の視点で見ていてくれている。上司はもちろん、後輩にも、相談したいことがあれば臆さず聞きます。そういう話しやすい雰囲気が、エヌエス・テックにはあります。

もちろんゴールは、派遣スタッフを採用して定着させ、満足して働いていただけることですが、社員それぞれ、そこに至るまでの道程が違います。
仕事というのは自分だけでやっていても限界があるんですよね。ゴールを迎えて「ここが良かったね、ここは反省点だね」とフィードバックし合える仲間がいるというのは、幸せなことです。自分が当たり前だと思っていることが、ほかの人に取っては当たり前じゃない、そんなことを学びました。

最後ですが、一緒に働くチームメンバーになにか伝えたことはありますか。

ここまで長く働いてこられたのも、チームメンバーや各拠点の担当者がいたからだと思います。まずは感謝の気持ちと、それから、これまで頼った分「これからはもっと私を頼って」と言いたいです。いろんな人から与えてもらった知識や経験、それをまた他のメンバーに還元していけたらなと。

仕事というのは、人生の大半の時間を占めていて、つまり一緒に働いている仲間とは、それだけ多くの時間を共有していると言えます。そういう長い時間を、みなさんと過ごせていることを嬉しく思います。

コロナ禍を経て、いろんな会社が難しい判断や状況を迫られ、当社も例外ではありません。時代の変化もあり、これまで通りのやり方で採用活動をするということも難しくなっています。そうした逆境を、みなさんと知恵をしぼって、協力して乗り越えていきたいです。